岩手県一戸町様

クラウドを機に情報基盤を最適化
  住民サービスへの還元を目指して

 一戸町様では、コストを意識した行財政改革に積極的に取り組んでおられるなか、稲葉暉町長自らが主導しクラウド化を推進されました。自庁導入型の課題である職員の負担軽減とコスト削減を目指し、平成25年11月に弊社がご提供する自治体クラウドサービスを導入されました。
 また、クラウドサービス導入を機に、全庁的な情報基盤の見直しを実施されました。基幹系システムと内部系システムを利用するためのPCが分かれており、複数のPCが机上に設置されている状況がありましたが、1台のPCで両システムを利用可能な環境を作ることで、PCに係るコスト削減にも成功しています。

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 目指したもの
  • 運用管理負担の軽減
  • 全庁的なコスト削減
  • クライアントPCの削減
 成果
  • クラウド移行により職員様の負担が軽減
  • 全庁的な情報基盤の見直しにより、サーバー/クライアントPCの更新コストと電力コストを大幅に削減
  • セキュリティを保ちながら基幹系と内部系の両システムを利用できる環境を構築し、
    クライアントPCの台数を削減

クラウドは時代の流れ

jirei_town_ichinohe_04 - クラウドでのシステム導入に至った理由をお聞かせください。
[稲葉氏]端的に申し上げるとクラウドは「時代の流れ」です。全国の自治体動向を見ても、続々とクラウド化されています。今までの自庁導入型のシステム運用と比較してクラウドのメリットが大きいものと判断されるのであれば、納税者・住民のためにクラウドに踏み込んでいく責任があるだろうと考えました。クラウドを検討する中でICSさんから良い提案をいただき、当町の方針と合致したというわけです。
- 導入を決断したクラウドのメリットとはなんでしょうか?
[稲葉氏]1つは職員の負担が軽くなることです。地域のための貴重な人材ですので、システム運用に係る負担を軽くすることで、もっと住民の必要としている分野に比重を移すことができます。どこの自治体も職員を削減している中で、そういう必要性が高まってきたという背景があります。
もう1つはコストの削減です。コストをどう削減して納税者に還元するか。もしくは新しい政策に使っていくかというところは非常に大切です。財政改革を進めていく中で、毎年のように更新があったり多大な費用が掛かり続けるという課題を解決する必要がありましたが、クラウドが有効であると判断するのにそう時間は掛かりませんでした。実際に導入から半年が経過して、クラウドの効果が目に見える形で現れています。改めてクラウド化の決断は間違っていなかったと思います。
ICSさんのクラウドを使う市町村が増えれば財政的なメリットも一層出てくると思いますので、近隣自治体による共同利用方式も検討していきたいですね。基本的な行政システムの財政負担を更に軽くすることで住民に身近なサービスを充実させ、住民の利便性を向上していきたいと思っています。

誰が異動して来ても運用できるように

jirei_town_ichinohe_05 - クラウドを導入して、職員様の負担はどう変わりましたか?
[山田氏]これまではバックアップテープの交換や停電対応、トラブル対応を行っていましたが、クラウド化した今は全てICSさんにお任せしていますので、凄く楽になりました。自庁導入型のシステムですとサーバーの管理が少なからず必要になります。しかし人事異動で知識を持った職員が来るとは限りませんので、誰が異動して来ても運用できるような形にしなければならないというのは課題としてありました。これが解消されたことは嬉しいですね。

クラウド導入に合わせてクライアントPCを最適化

jirei_town_ichinohe_06- コスト削減の効果をお聞かせ下さい。
[來田氏]サーバーを保有せず、システムをサービスとして利用する形態ですので、ハードの更新が不要になったことは大きいです。また、クラウド導入に合わせてクライアントPCの最適化を図りました。今までは基幹系PCと内部系PCの2台が机の上にあるという状況でしたが、1台のPCで両システムを利用可能とすることでPCの数を減らすことができました。セキュリティの低下が懸念されましたが、基幹系PCのセキュリティを基準に内部系システム向けの通信のみを許可することで対策しています。
サーバーとクライアントPCの削減によって、電力コストも下がっています。電気使用量が減ったことで発電装置の電源容量も小さくできれば、BCP対策に係る費用も抑えられるのではないかと考えているところです。

違和感なく使えています

- 稼働してみて、お使いいただいている職員様の反応はいかがですか?
[來田氏]クラウド化したことを気づいていない職員もたくさんいます。先日もある職員から「まだクラウドにしないの?」と聞かれたのですが、既にクラウドになっていることを伝えたら驚いていました。レスポンスも自庁導入型の頃と比べて変わらないので、それだけ違和感なく使えているということですね。

情報担当と業務担当課でタッグを組んで

- これからクラウドを検討される自治体様にアドバイスはありますか?
jirei_town_ichinohe_07 [來田氏]情報担当が全庁的な視点で見直すことです。当町では業務システム毎に担当課が異なる状況でしたが、情報担当が介入して取り纏めることで、担当課は基盤構築などの専門的で難しい業務から開放されます。その結果、担当課ではどういうサービスを利用したいかを考えやすくなります。情報担当と業務担当課でタッグを組むことで、全庁的な視点と業務的な視点の両方を満足する形を実現できると思います。また、費用を試算する際には5年ではなく10年または15年で考えることが重要だと思います。その間に自庁導入型ではハードの更新などが必要になりますので、その費用も含めて比較することができます。

『手の掛からない情報基盤』を目指して

- 今後の展望についてお聞かせください。
[山田氏]次は職員の端末をシンクライアント化して、情報の管理を強化していきたいです。また、庁内ネットワークの仮想化も進めていきたいです。これらが実現できれば、本当に手の掛からない情報基盤ができると思います。
[來田氏]さらに情報担当の負担が減ることで、住民サービスに力を注げられれば理想的だと思います。

- 弊社の対応について、感想やご要望をお聞かせください。
[來田氏]顧客対応やサポートは他社に比べて手厚く、柔軟に対応していただけるので安心感があります。これからもこのようなサポートを維持していただきながら、先進的な提案も積極的にいただきたいですね。

- システムのクラウド化のみならずクライアントPCの最適化を実施されたことで、一戸町様の考える理想的な情報基盤に大きく近づいたようですね。評価いただいたサポート品質を今後も維持しながら、積極的なご提案を差し上げられるよう努力して参ります。貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。


お客様プロフィール

岩手県 一戸町様

町長 稲葉 暉 氏
人口 13,839人 (平成26年4月1日現在)
世帯数 5,822世帯 (    同 上   )
所在地 〒028-5311
岩手県二戸郡一戸町高善寺字大川鉢24-9
URL http://www.town.ichinohe.iwate.jp/

2014年6月掲載

本事例に記載のお客様の所属・役職は構築時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。