話を聞いた社員

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IT黎明期(れいめいき)から市町村の業務効率化を支え続ける。
アイシーエス自社開発システムの草分け的存在。

アイシーエス創業当時から作り上げてきた市町村の基幹となるシステムをベースとして90年代に誕生した「INSIDE」。ダウンサイジング、脱汎用機など時流に合わせて多様な市町村業務の効率化を目指してバージョンアップを行い続ける、開発に込めた思いをご紹介します。

100人規模が開発に関わるスケールの大きなプロジェクト

アイシーエスが自社で開発し、提供している「住民情報統合システムINSIDE」は、市町村の基幹となる住民サービスに資する業務をシステム化し、効率的に管理運用できるオールインワンパッケージのシステムです。
市町村の「住基」「税」「福祉」の各分野から派生する多種多様な業務で使われるシステムのため、開発チームのスケールも社内随一です。

開発時の最大人数は100人以上にも及びます。多数のスタッフが関わるため、チームの統制や意見のとりまとめは慎重に行っています。例えばINSIDEのメジャーバージョンアップ時には、これまで採用してきた使い慣れたプログラム言語で開発するか、新たな言語で開発をするかで議論を交わすこともありました。

その結果、私達はこれまでのINSIDEの変遷の中で、複数回開発言語の刷新を行っています。
新たな開発言語を採用することは膨大な開発期間や学習コストが必要になるリスクも存在しますが、そのリスクを差し引いてでも柔軟にお客様の要望を叶えるためのシステムとして将来性を優先することを心がけて、常に初心に立ち返り情熱を持って改良を重ね続けています。

また、INSIDEは住民情報システムと一言で言っても、住民基本台帳の管理や住民票の発行、税の賦課や収納、保険の管理などカテゴリーが大きく分かれています。

INSIDEは利用者の利便性向上を常に考え続け、メジャーバージョンアップするたびシステム全体の見た目や使い方をブラッシュアップし、統一感を持たせたより使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を目指して開発を行っています。

自社開発へのこだわりと誇り

私達がなぜ自社開発にこだわり、INSIDEを育て上げてきたか。それは「システムを自社で完結してコントロールできること」にあります。

当然、自社開発は労力もコストも膨大に掛かってしまいます。実はこれまでの変遷の中では自社開発を諦めかけたこともありましたが、「お客様のため」という考えに立ち返り、私達は諦めずにより良いものを提供できる自信と誇りを持って、今日まで自社開発を貫いています。

また、自社開発の体制を取ることでご要望の吸収や更新・反映にスピード感を持って、いち早く導入まで繋げることができるのも利点となっています。

余談ですが、本製品の名前である「INSIDE」。名前の由来は、「Information Network System by Ics for resiDEnts」という言葉からアルファベットを取って名付けており、実は「アイシーエス」が製品名に入ったシステムでもあるのです。

この名前には、アイシーエスが自社で開発、提供しているシステムだという矜持が込められています。

常にバージョンアップし、時代に合わせて進化し続けるINSIDE

INSIDEは、90年代のINSIDE1リリースから複数回のメジャーバージョンアップを行い、時代や使用するコンピューター、使用する言語、システム全体のデザイン、使い勝手、そして国などが定めた法令等への対応など、常に改善し続けています。

国が推進する標準仕様への対応も行っており、私達は変わらず自社開発を貫き、常にアップデートしてお客様に寄り添ってまいります。

岩手で生まれ、東北エリアへと導入を拡大するINSIDEをさらに全国のお客様へご提供するため、「GOOD LIFE, GOOD FUTURE.」を掲げたシステム開発を行ってまいります。

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