コミュニケーションの重要性
「ICSに入社する前はIT企業に対して漠然と内向的なイメージがありました。一日中、自席でプログラミングをしているんだろうなと」
そう話すのは、体を鍛えるのが趣味の笹森秀斗。入社5年目のスポーツマンです。大学でもプログラミングを学び、その知識を活かそうとICSの門を叩いた彼ですが、入社当時は彼が抱くシステム・エンジニア(SE)のイメージとのギャップに驚いたといいます。
笹森が所属する医療情報システム部では主に電子カルテやオンライン診療など、医療機関向けのシステム開発を行っています。笹森自身、月に一度は打ち合わせに行き自らお客様に説明したり、要望を聞いたりする場面があるとのこと。
「“相手がなにを求めているかをしっかりと汲み取り、自分がなにを伝えたいか”を明確にする。プログラミング技術よりも、むしろコミュニケーションを積極的に取ろうとする事が大事だと気付きました」笹森はそう語ります。
リフレッシュする環境づくり
土日はジム通い。帰宅時間が早ければ平日もジムに向かうと話す笹森ですが、大学生時代は無趣味だったとのこと。
「大学時代は自由な時間が多く、時間を持て余していたように思います。今は“平日は仕事、休日は好きなことをする”といったメリハリの付いた生活をすることで、自分の好きなこと、やりたいことが見えるようになってきました」
体を動かすことが好きな笹森。入社してから始めたキックボクシングは今も続いています。
「趣味があることで、リフレッシュできる機会が増える。無理にとは言いませんが、休日に仕事を忘れる時間があるってすごく大事だと思います」
時間の価値を強く感じられるようになった笹森だからこそ、仕事も趣味も、より高みを目指す努力を惜しまないのかもしれません。
仕事で感じる喜び
「ひとつ乗り越えるたびに、また新しい壁にぶつかります(笑)いま難しいと感じるのは“人に教える”ということ。後輩や派遣の方に、自分が作成したプログラムや設計書の内容を伝えるのがすごく難しいです。だけど乗り越えるために努力している時間にやりがいを感じるんです。だから決して、嫌なつらさではない」
開発作業に携わる笹森には、システムを導入したあとお客様から直接反応をもらう機会は少ないです。しかし導入チームを伝って、感謝の気持ちが届くことがあるといいます。
「やはり、実際に使ってもらったお客様から、喜んでいる声を聞けたときは嬉しいですね」
この5年間で笹森がどれだけ成長したかどうかは、笹森自身が一番わかっているのかもしれません。
尊敬する先輩
入社してしばらくは“自分の非力さ”にうんざりしていたと話す笹森には、尊敬する先輩がいるといいます。
「エルダーになってくださった先輩が、明るく仕事もできるかっこいい存在でした。エルダー期間は入社から10月頃までなのですが、僕はなんだかんだ3年位お世話になっていました。仕事でわからないことがあっても、エルダーが隣にいてくれるから安心できました。どんな悩みも一人で抱え込む必要はなくて、上司や同僚に相談しやすい環境がすぐそばにあることが心の支えになっていたように思います」
まだエルダーを経験していないという笹森ですが、尊敬している先輩に近付きたいという目標のもと、日々仕事に励んでいます。自分自身が誰かの支えになれるような、憧れの先輩になる日も近いかもしれません。