SEとしての成長。人としての成長。
「真面目で真っ直ぐ」そんな印象を相手に持たせる吉田洋貴は、会社になくてはならない入社9年目のシステム・エンジニア(SE)。
「大学に入る前はパソコンに少し興味がある程度でした。しかし卒業する頃には、“大学で学んだプログラミングを活かした仕事に就きたい、地元岩手で活躍したい”という思いが強くなり、アイシーエスに入社を決めました。様々な業務を経験する中で、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、周りに迷惑をかけたこともありますが、その度に周りの人に支えてもらい、今の自分がいると感じています」
堂々とした今の姿からは想像もできない、新人時代の吉田。いまでは県向け給与システムのチームリーダーなど、まわりを引っ張っていくポジションとして活躍しています。
岡山での駐在勤務
システム・エンジニア(SE)というと自席でひたすらパソコンとにらめっこ、一日中プログラミングを行っているというイメージを持つ方も少なくないでしょう。吉田自身も入社前はそのようなイメージを持っていた一人で、働き始めたときには驚いたようです。
「実際に働いてみると、対面で打ち合わせする機会が多いことに気付きました。でもその方がお互いを認識でき、お客様の反応を待つ時間も少ない。しっかりと情報共有できることで、よいものが出来ていく過程をお互い肌で感じられます」
吉田が印象的だったと話すのは、岡山での駐在経験。2年という期間、システム開発のために岩手を離れ、現地に駐在していたと言います。
「仕事をする上でお客様の声を聞くことが一番重要だと思っています。そうすることで信頼関係もぐっと強くなる。引越し手当や住居手当など、会社からの手厚いサポートがあったのも大きいですね。安心して自分の仕事に集中できました。プロジェクトも成功し、私の仕事ぶりを見て“東北の人は真面目だね”と言われ、嬉しかったのを覚えています」
振り返って語る背筋はピンと伸びていて、当時の経験が彼をどれだけ成長させたかわかったような気がしました。
休日はオンラインゲーム
仕事と休日の時間の切り替えははっきりしていると語る吉田。趣味はオンラインゲームで、休日はもっぱらオンライン上で知り合った友人たちとゲームを楽しんでいるそうです。
「ゲーム好きが高じて、最近では社内でもeスポーツ部を立ち上げてしまいました(笑)いろいろな企業から参加しているeスポーツ部にも、アイシーエスの会社代表として参加しています。部署や年令問わず、ゲームが好きな気持ちをみんなで共有しながら楽しい時間を過ごしています」
優しく気さくな方が多いという社内は、仕事中でも話しかけやすい雰囲気が漂っていて、働きやすい環境にあるとのこと。その中で吉田は先輩として、そして後輩としても、たくさんの人と交流を深めているそうです。
祭りを通して築く人間関係
IT業界では聞き慣れない専門用語が飛び交うことも多々あります。プログラミングの知識がないお客様や、入社したばかりの後輩も多い中、専門用語ばかりで圧倒されてしまう場面も。そんなとき、吉田は相手によって伝え方を変えているそう。
「わかりにくい言葉は噛み砕いて伝えています。理解できているかどうか、こまめに確認することも心がけていますね」と語る吉田は、業務以外でも社員に指導することがあるそうです。
地域貢献の一貫として毎年会社で参加しているさんさ踊り。吉田はそこで太鼓部隊に所属し、社員に太鼓を教えています。
「社内企画があることで、普段交流のない部署や新人メンバーとも関わりを持つことができます。会社のイベントではあるけど、仕事じゃない。だから仕事仲間というよりも“人と人”として、より深い関係性が築けると感じています」
そんな吉田が日々念頭に置き努力していることとは。
「これからもお客様との付き合い方を大事にしたい。業務的なやり取りだけでなく、さらにその先。これからも続いていく良好な関係性を、お客様とともに築いていきたいです」